Home > イエローストーンパーク > ルール

イエローストーンパーク - ルール

手番で行うこと

最初にスタートプレイヤーが自分の手番を行います。手番ではつぎの選択肢のうちどちらか一つを行わなければなりません。

要するに手札のカードを1枚か2枚フィールドに配置します。ターンが終わると、次は左隣のプレイヤーのターンとなります。ゲーム終了条件を満たすまで、これを繰り返します。

カードの配置方法

手番では手札のカードをフィールドに配置しますが、これには条件があります。

  1. 大前提として、カードに書かれている数字と同じ段にしか置けない

  2. 出したいカードと同じ色のカードがすでにフィールドに置かれている場合、その色のカードと同じ列にしか置けない

  3. 出したいカードと同じ色のカードがフィールドに置かれている場合、「他の色のカードが置いていない好きな列」に置ける

  4. 色も数字も全く同じカードがすでにフィールド上にある場合、すでにフィールド上にあるカードに重ねて置く

これらの条件を満たした場所にしかカードは置けません。

フィールド例何を言っているかわかりにくいですが、 例えば右の図では青の6&7と赤の6がすでにフィールドに出ています。赤の4を手札から出したい場合は、「4の段の赤の列」にしか置けないので、オレンジの×のところにしか置けません。緑の7を出したい場合は、緑のカードがフィールドにありませんので、緑の×のところに置くことができます。7の段の左から6列目には「青の7」しか置けないし、7の段の左から7列目には「赤の7」しか置けないことになります。



カードの回収判定

手札からフィールドにカードを配置するたび、フィールド上にあるカードが3×3マスのマスに残るようして、その他のカードをすべて回収します。ただし、いま出したばかりのカードは回収できません。回収したカードは手札とは別にして、手元に裏向きで置いておきます。これは自分も含め、誰も中身を見ることができませんが、枚数は数えてもよいです。

これがイエローストーンパークのカナメです。ここがわかればこのゲームを9割理解したことになります。

フィールド例2例えば、右の図では緑の5、青の6&7、赤の6がすでにフィールドに置かれています。赤の4を出したい場合、オレンジの×のところに置かれます。置いた後に、フィールド上のカードが3×3マスの部分に収まるように回収します。置いたカードは回収できないので、青の7を回収して裏向きにして手元に置きます。緑のゾーンが回収した後のフィールド上のカードになり、3×3マスに収まっていることがわかります。
一方、黄色の3を出したい場合は水色の×のところに置かれます。上記の条件を満たすためには、青の6&7、赤の6を回収しなければなりません。赤のゾーンが回収後の3×3マスのフィールドとなります。

カードの回収判定(2)

フィールド例3カードの回収判定の際、例外的にフィールド上に1の段と7の段のカードだけを残すことができます。この場合も横に3マス分しかカードを残すことができません。
例えば、右の図では緑の5、青の6&7、赤の6がすでにフィールドに置かれています。赤の1を出したい場合、オレンジの×のところに置かれます(すでに赤の6が出ているので、他の箇所には置けません)。その後、1の段と7の段だけで横に3マスずつ残せるので、緑のゾーンが残せるフィールドの範囲となります。緑の5、青の6、赤の6は回収しなければなりません。

手札の補充

カードの回収判定が終わった後、このターンに2枚目のカードを出した時のみ、手札を山札から補充できます。元の手札が何枚であろうが、手札が6枚になるまで山札からカードを引きます。ここで山札が無くなってしまった場合、それ以上カードを引くことはできません。

手札の補充(2)

カードの回収判定が終わった後、手札が0枚になった場合、次のうちどちらかを選択できます。

この方法でカードを引いた場合、このターン1枚しかカードを出していない場合でも、2枚目のカードは出せません。強制的にターンが終了します。また、6枚引いている途中に山札が無くなってしまった場合、それ以上カードを引くことはできません。

失点の計算

山札が無くなった瞬間に、失点の計算を行います。各プレイヤーは自分がこれまでに回収した裏向きのカードの枚数を数えます。この際、回収したカードの表面を見てはいけません。この枚数がそのまま、それぞれのプレイヤーの失点として今までの点数に加算されます。紙にメモしてください。
その後、全員の回収したカードを集め、これを切りなおして新たな山札とします。手札はそのままで、ゲームは続行します。山札の最後のカードを引いたプレイヤーのターンは強制終了され、つぎは左隣のプレイヤーのターンとなります。

失点の回復

ゲームが煮詰まってくると、フィールドに出ているカードが3×3マスの中にぎゅうぎゅうに押し込められていきます。カードを出した後に、3×3マスのうち「カードが置かれていないスペース」を残り1個にしたプレイヤーは、自分の失点を1点減らすことができます。紙にメモしてください。また、カードが置かれていないスペースを残り0個にしたプレイヤーは、自分の失点を3点減らすことができます。また、失点は0点以下になりません。失点が負の数になる場合は、0点になります。

フィールド例4フィールド例54

例えば、右の図では緑の5&7、青の5&6&7、赤の6&7がすでにフィールド上に置かれています。緑の6を手札から出した場合、空きスペースが残り1個となりますので、失点が1点減ります。この状態でさらに赤の5を手札から出すと、空きスペースが無くなります。これによってさらに3点失点を減らすことができます。「空きスペースを減らした結果」として残りの空きスペースが1個か0個になった場合のみ、失点の回復は起こります。すべてのスペースが埋まっている状態でカードを出しても、上に重なるだけで何も起こりません。

1の段と7の段にカードが置かれている場合でも同じように判定を行います。右の図では緑の7、青の1&7、赤の7がフィールド上にあります。この状態で緑の1を出すと、残りの空きスペースを残り1個にしたことになりますので、1点失点が回復します。


終了・勝利条件

失点が35点、あるいはそれ以上溜まったプレイヤーが出た瞬間にゲームが終了します。最も失点が少ないプレイヤーが勝利です。同点の場合は同点となった人同士で勝利を分かち合います