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ツァヴァンドールの王笏 - わかりにくいルール

エラッタ1:エメラルドの値段

まずは上の写真をご覧いただきたい。エメラルド(Smaragd)の値段が何となくおかしいのがおわかりいただけるだろうか。レベル3のエメラルドの値段は25ではなく21である。


エラッタ2:スカラベの追加勝利点

石像のひとつ、スカラベの裏面を写したのが上の写真である。ドイツ語でよくわからないが、何となく「エメラルド1個につき2点追加」と読める。というかそう書いてある。しかし、これは間違いで、スカラベから得られる追加の勝利点は、エメラルド1個につき2点ではなく1点である。


知識のレベルアップ

知識のレベルアップは1ターンにつき1回しかできない。ただし、アーティファクトの効果によるレベルアップはこの制限に含めない。例えば、レベルアップを1回してからルーンストーンを競り落としてさらにレベルアップ、ということは可能である。


ルビーの所持限界

ルビーの宝石は5個までしか持てない。ルビーは5個持っていたらそれ以上買えません。ただし、アーティファクトの「炎の杯」はルビーではない。ちなみに活性化しなければ買ってもいいのだろうか…手元のルールを見てもよくわからないのであった。


結晶化タイル

収入フェイズで同じ種類の宝石カードを4枚引く場合、宝石カードを引く代わりにその種類の結晶化タイルと「2」の魔法の粉を1個受け取る。例えば、エメラルド3個と防御の水晶が2個あったら、エメラルドの結晶化タイル1枚と、「2」の魔法の粉と、エメラルドの宝石カード1枚を収入としてゲットする。


勝利点のカウント

毎ターン行う勝利点のカウントは、現在自分が何点持っているかをカウントする。筆者も最初勘違いしたのだが、今までの点数に現在持っている点数を足すわけでははない。宝石を不活性化すれば、勝利点が減ることもあります。


競りの順位補正の発動タイミング

このゲームは1番手と2番手のプレイヤーが競りで不利になり、5番手と6番手のプレイヤーが競りで有利になるルールがある。このルールが発動するのは、「競り落とした段階で」10点以上の勝利点を持っているプレイヤーがいる場合、全プレイヤーに競りの順位補正ルールを適用する。6位が1点しかなくても、1位が10点以上あれば競りの割引が適用されるってことです。また、ターンの途中で宝石を不活性化することによって10点以上の勝利点を持っているプレイヤーがいなくなると、このルールは発動しなくなります。(と、手元のバネストルールからは読み取れますが…いまいち自信なし)。

(追記)
と、思いましたが、勝利点を数えるタイミングを厳密に述べると「全員の手番が終わった後に、全員の勝利点を数える」ことになります。したがって、上の書き方(説明書の表現)だとわかりにくいのですが、1位のプレイヤーが10勝利点持っているのが確定した段階(全員のターン終了時)で、次のターンは全プレイヤーの手番が終わるまで、競りの順位補正が全員に適用されます。(もし次のターン終了時に1位が10点未満の勝利点の場合、さらに次のターンは競りの順位補正は適用されなくなります。)


手札上限の調整タイミング

手札上限のチェックは「フェイズ4:手札上限のチェック。フェイズ3(手番を行うフェイズ)の後に行う」と書いてあります。これからだとフェイズ3が終わった(=手番が終わった)たびに手札上限のチェックを行うように受け取れるのですが、全員の手番が終わった後に手札調整を行います。つまり、1番手や2番手のプレイヤーが後続の誰かが競りを行うとふんで、お金を大量に残してターンエンドする戦略が取り得るということです。

英語ルールで見ると"Players with more cards than their hand limit permits discard cards of their choice until their hand limit is satisfied."と、手札上限のチェックを行う対象が"Players"と複数形になっているため、上記のことが裏付けられます。